ニュース・トピックス

2010/11/12

低硫黄燃料油(MGO)用の冷却装置を初搭載


弊社は、日本郵船様が運航する4750台積み自動車運搬船"Emerald Leader"に
国内では初めて低硫黄燃料油(MGO)用の冷却装置を搭載いたしました。

MGOは硫黄酸化物排出削減を目的に欧州などでは使用を義務付けられておりますが、
低粘度・低潤滑性という性質によりエンジンの燃料噴射ポンプへの固着や
着火不良などのトラブルが懸念されておりました。

今回弊社が納入させていただいた冷却装置は、
チラー水で燃料油を20度前後まで冷却することで必要な粘度と潤滑性を確保するシステムとなっております。

今後、MGOの使用はIMO(国際海事機関)の
海洋汚染防止条約の適用範囲拡大により対応が急務となることが予想されます。
弊社といたしましても、様々な出力のエンジンに対応できるようラインナップの
拡充をいたしております。